事務から転職するのにおすすめの職種とは?アピールポイントや注意点も紹介
「事務の仕事に不満はないけれど、今後のキャリアが不安」
「毎日同じことの繰り返し。そろそろ転職しようかしら」
事務職として働いている人の中には、今後のキャリアや待遇、モチベーションの維持に不安を感じ転職を検討している人もいるでしょう。
しかし、いざ転職しようと思っても、どのように進めればよいのでしょうか。経験のある事務職への転職ではなく、事務職以外の職種を検討している人にとっては特に悩むところでしょう。
この記事では、事務職から転職するときにおすすめの職種や注意点についてまとめました。この記事を読むことで、転職するときのポイントを理解でき、転職活動を有利に進められるでしょう。
ぜひ、この記事を参考に転職活動を成功させてください。
目次
事務職から転職したい主な理由
事務職から転職したい理由にはどのようなものがあるのでしょうか。事務職は、営業職のような他の職種に比べて残業が少なく安定しているイメージがあります。一方、モチベーション維持の難しさや給与面の不安などさまざまな悩みも抱えているでしょう。
ここでは、事務職から転職したい主な理由を5つ紹介します。事務職から転職したいと考えている人は参考にしてください。
やりがいを感じづらいから
事務職の多くは毎日同じ仕事を繰り返しています。書類の作成や整理、数字の入力や電話対応など単調な業務が中心です。したがって、課題を解決したり、試行錯誤をしたりといった業務は余りありません。
事務職の業務はルーティンワークが中心なため、やりがいや達成感を感じられない人もいるでしょう。他にも、仕事に魅力を感じなくなり転職を考えてしまう人もいます。
もっと人と関わる仕事がしたいから
事務職は社内で勤務するため、さまざまな人と関わる機会が余りありません。たとえば、営業職の場合、クライアントなど社外の人と接することが多く、コミュニケーションスキルが鍛えられます。
一方、事務職が接する人の多くは社内スタッフが中心です。さまざまな人と関わりたいと希望している事務職は転職を考えるでしょう。
キャリアアップしていきたいから
事務職から転職を目指す理由として、キャリアアップしたいという人もいるでしょう。事務職の多くは、社歴や経験を重ねても業務が変わることは余りありません。一方、総合職は、社内異動や転勤などでキャリアアップし、より責任のある業務を任せてもらえる可能性があります。
事務職の場合は、将来のキャリアアップを望むことが厳しく、結果として仕事に対するモチベーションを保つことが難しくなります。
クリエイティブな仕事がしたいから
事務職から転職したい人の中には、クリエイティブな仕事がしたいと希望している人もいるでしょう。
事務職の仕事はルーティンワークが中心なため、変化や創造性に乏しい傾向があります。一方、企画やマーケティングに携わるクリエイティブな職種は、変化も多く創造力や発想力が求められます。
給料アップしたいから
事務職から転職したい理由の中には「給料を上げたい」も挙げられるでしょう。事務職は、営業職と違って利益を直接生み出す職種ではないため、給料などの待遇面は良くない傾向です。
また、営業職に比べて事務職は評価しづらい面もあります。営業職は売上金額や売上件数など数値的に評価できますが、事務職は成果が見えにくくなっています。
事務職同士では給料の差は気になりませんが、他の職種と比べたときに不満を感じる人もいるでしょう。
事務からの転職におすすめの職種
実際に事務職から転職する場合、どのような職種であれば採用されやすいか知っておくことは大切です。
ここでは、おすすめする職種の業務内容や特徴について紹介します。事務職から転職するときの職種選びの参考にしてください。
総務の仕事
事務職から転職するときのおすすめの職種として「総務の仕事」が挙げられます。総務の仕事は、社内スタッフが気持ちよく働けるよう職場環境を作ることです。
総務の業務内容は、人事や経理だけではなく、社内の備品管理や社内イベントの企画・運営、会議の調整など多岐に渡ります。また、関連企業や出入り業者とやり取りすることもあります。
また、総務の仕事でもパソコンスキルが求められるため、事務職経験者も引き続きパソコンスキルを活かすことが可能です。
Webデザインの仕事
Webデザインの仕事は、デザイン力だけではなくコーディング作業のような地道な業務も求められる場合があります。事務職も地道な作業が多くあるため、Webデザインの仕事に興味・関心を持つ人も多いでしょう。
Webデザインは業界的には拡大傾向にあるため、今後の発展が期待できます。ただし、Webデザインに関連した知識やスキル、SEO、マーケティングの知識も必要となってきます。
エンジニア
事務職から転職する職種に「エンジニア」があります。代表的なエンジニアとしては、SEやWebエンジニアが挙げられるでしょう。SEとWebエンジニアはいずれも職種が細分化されており、ソフトウェアの開発、ネットワークの構築・保守など多岐に渡ります。
これらエンジニアの業務内容の中には、事務職として身につけたスキルを活かすことが可能です。ただし、エンジニアになるためには、プログラミングに関する技術など、基本的な知識やスキルを身につける必要があります。
営業の仕事
事務職から転職するときにおすすめの職種に「営業の仕事」が挙げられます。営業の仕事の中でも、営業アシスタントが特に適しているでしょう。
営業アシスタントは営業職をサポートする仕事で、営業職に代わって顧客対応をしたり、営業関連書類を作成したりしています。他にも、営業担当者に同行してクランアントへ訪問したり、営業会議に参加したりすることもあります。
一般的な事務職と異なり、さまざまな変化や課題に直面するため、逆にモチベーションややる気につなげられるでしょう。
法律事務所での仕事
多くの法律事務所には弁護士をサポートする事務スタッフが置かれています。さらに、事務スタッフは弁護士秘書やパラリーガル、経理・総務などに分かれています。
弁護士秘書の仕事は、弁護士のスケジュール管理や来客対応、郵便物の管理や発送業務などです。パラリーガルは、法務局や裁判所へ提出する書類作成、判例調査など弁護士業務をサポートしています。
事務職の業務は、法律事務所で働く事務スタッフの業務と共通点も多く、比較的チャレンジしやすい職種でしょう。
事務職からの転職で志望動機をアピールする際のポイント
事務職から転職する場合、志望動機はどのような点をアピールすればよいでしょうか。比較的、事務職がアピールしやすいポイントとしてパソコンスキルが挙げられます。
事務職の業務は書類作成や入力作業などパソコンを使う機会が多くあります。したがって、転職活動ではパソコンスキルのアピールが大切です。
また、一般的に求められるスキルだけではなく、業務の効率化につながるスキルもあればアピールポイントをさらにアップできるでしょう。
ここでは、事務職のアピールポイントとしてパソコンスキルと顧客への対応力について紹介します。志望動機作成の参考にしてください。
業務の効率化の場合
多くの企業では業務の効率化を大切にしています。事務職経験者で業務の効率化に携わった経験がある方は、しっかりとアピールしましょう。
業務の効率化に関わる業務としては、Excelなどのパソコンスキルを使ったフォーマット作りなどが挙げられます。
パソコンを操作するスキルの場合
事務職の場合、定型フォーマットに数字を入力したり、書類を作成したりとパソコンを使った業務経験が多いのではないでしょうか。
実は、多くの企業は採用するとき、応募者のパソコンスキルも重視しています。なぜなら、パソコンスキルのレベルによって仕事の生産性が左右されるからです。ただし、企業や職種によってはクロス集計やデータ分析のレベルまで求めるケースもあります。
データ入力に関しても、社内独自のフォーマットに入力させる企業もあります。定型フォーマットに入力するだけでは、パソコンスキルが高く評価されない可能性があるため、事務職経験者は注意してください。
顧客への対応の場合
転職活動で顧客への対応力をアピールするとき、どのような実績や経験があるか伝えることが大切です。
事務職の顧客対応の多くは、来客を応接室に案内したり、電話の取次ぎだったりします。アピールポイントとしては難しいかもしれませんが、顧客対応時の具体的なエピソードを交えながら伝えましょう。
事務職から転職を考える際に押さえておきたいこと
転職活動を成功させるためにはポイントをしっかりと理解した上で進めることが大切です。
たとえば、事務職で培ったスキルが次の仕事で活かせるかどうか洗い出せば、効果的なアピールにつながります。ここでは2つのポイントを紹介します。今後の転職活動の参考にしましょう。
次の仕事で活かしていける部分を洗い出す
転職について考える前に、次の仕事で活かせる知識やスキルがあるかどうか、洗い出しましょう。
転職の場合、新卒就職と異なり前職で身につけた知識やスキルなども評価の対象です。事務職から転職したい人は、今まで習得した知識やスキルの内、新たな職種で活用できる知識やスキルがないかどうか確認しましょう。
転職理由を明確にする
転職活動をスタートする前に、転職理由を明確にしておきましょう。転職理由が曖昧なまま活動を始めてしまうと、応募企業の絞り込みができなかったり、面接の質疑応答が上手くいかなかったりします。
転職理由が、待遇面に対する不満なのか、あるいはキャリアへの不安なのか明確にしましょう。転職理由がはっきりすれば、判断基準が明確になり、転職活動も進められます。
事務からの転職におすすめの職種を参考にしよう
事務職から転職するときにおすすめの職種や注意点を紹介しました。転職を成功させるためには、現時点の知識やスキルなどを把握した上で、今後のキャリアプランについてイメージすることが大切です。
この記事でおすすめした職種を参考に、これから習得すべきスキルや知識を理解し、転職活動につなげていきましょう。
監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】
株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
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