自分で考える力を身につける14個の方法|おすすめの本もあわせて紹介
現代社会では、自分で考える力が必要とされているといったことを聞いたことがあるでしょう。自分に考える力があるかわからず、何となく不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、自分で考える力について、その必要性や考える力がある人、考える力がない人の特徴、考える力を身につける方法やおすすめの本など、具体的な例をあげながら紹介していきます。
記事を読んで、自分で考える力を身につけることができれば、自分に自信を持つことができるでしょう。自己肯定感も高まり、様々なことに挑戦する意欲がわいてきます。
自分で考える力を高めたい人は、ぜひこの記事を読み、できることから何かを始めてみてください。その行動が自分で考える力を高めることに繋がるでしょう。
目次
自分で考える力とは?
自分で考える力とは、何もない状態から自分の頭で考え、課題や疑問を見つけ、それらについて探求し、新たなアイディアや価値を創造していく力のことです。
自分の意見を持ち、自分の言葉で表現するためには、自分で考える力が必要になります。
自分で考える力の必要性3つ
ここからは、自分で考える力の必要性について解説していきます。今回は「効率の良いやり方が求められるため」を始めとした3項目をピックアップしていきます。
自分で考える力の必要性3つについて興味がある方は、参考にしてください。
- 効率の良いやり方が求められるため
- AIとの共存社会に適応するため
- ビジネスモデルが変化したため
1:効率の良いやり方が求められるため
現代社会では、効率の良いやり方が求められる傾向があります。試行錯誤をすれば、物事は解決するでしょうが、仕事をしている上ではやはり効率の良さが重要です。
1つの学びや経験を他のことや別の機会に応用できれば、別の学びや経験をもう一度初めから行うよりは効率が良いと言えます。
1つの学びや経験を別のものに応用させることを「一般化」と言いますが、この「一般化」を行い、物事を効率的に進めるためには「考える力」が必要です。
2:AIとの共存社会に適応するため
現代社会では、AIが重要な役割を果たしています。膨大なデータの処理を行ったり、複雑な計算を速いスピードで行ったりすることは、人間よりもAIの方が得意とするところです。
しかし、AIは少ない情報から何かを創造したり、抽象的な事柄を扱ったりすることはそれほど得意ではありません。むしろ、それらの事柄は自分で考える力を持った人間の方が上手く扱うことができます。
AIが得意な領域はAIにしてもらい、人間は自分で考える力を使い人間にしかできないことを行う。それがAIとの共存社会に適応するために必要なことでしょう。
3:ビジネスモデルが変化したため
一昔前までは、企業や社会の中で、知識や経験が豊富で決まったことを効率的にこなす人が優秀な人材と評価されていました。
しかし、時代の変化によって重要視されるポイントが知識や経験よりも、考える力、すなわち、思考力に変わりつつあります。
思考力が重要視されるビジネスモデルに変化しているため、自分で考える力を身につけることが必要になっています。
自分で考える力がある人の特徴5つ
自分で考える力を持った人は、社会でも必要とされ、その立ち振る舞いは魅力的に映るでしょう。
ここでは、自分で考える力がある人の特徴を5つ紹介していきますので、参考にしてください。
- ロジカルシンキングが身についている
- 視野が広い
- 相手が求めているものを見極められる
- 説明がわかりやすい
- 質問の際はヒントを聞く
1:ロジカルシンキングが身についている
ロジカルシンキングとは、論理的に物事を考えたり客観的に見たりすることに役立ちます。ロジカルシンキングが身についていると、筋道を立ててわかりやすく人に説明したり、問題解決能力を向上させたりすることができます。
ロジカルシンキング自体、自分で考える力の1つであるため、ロジカルシンキングが身についている人は自分で考える力のある人と言えるでしょう。
2:視野が広い
物事を考える際、1つの事柄だけでなく周りの状況や少し先のことを考えられることは、問題解決や課題を考える上でプラスになるでしょう。
視野の広さを持っている人は、自分で考える力があると言えます。
3:相手が求めているものを見極められる
自分で考える力のある人は、客観的に物事を見ることに長けているため、自分のことだけでなく、相手の状況や立場に立った考え方ができます。
相手の立場に立って考えることで、相手が自分に何を求めているかを見極められるでしょう。
4:説明がわかりやすい
自分で考える力がある人は、論理的に考え、筋道を立てて話すことを得意としています。また、相手のことを考えられるため、その相手に合ったレベルで話を伝えようとします。
そのため、自分で考える力がある人は、説明がわかりやすいと言えるでしょう。
5:質問の際はヒントを聞く
自分で考える力がある人は向上心があるため、自分で何かを成し遂げることを目指しています。何かわからないことがあった場合、まずは自分で調べようとするでしょう。
自分で調べてもどうしてもわからない場合は、それを知っている人に答えを聞くのではなく、ヒントをもらおうとします。
自分で達成することを目指しているため、自分で考える力がある人は質問の際にヒントを聞くのです。
自分で考える力がない人の特徴12個
自分で考える力がある人の特徴を見てきましたが、逆に自分で考える力がない人とはどのような人なのでしょうか。
ここでは、自分で考える力がない人の特徴を12個紹介していきます。
- わからないことをすぐ人に聞く
- 目の前のことで余裕がなくなってしまう
- その場のテンションで動く
- 臨機応変に対応できない
- 周囲の状況に流されやすい
- 相手の立場になれない
- 積極的でない
- 行動や言動が日によって変わる
- 自己肯定感が低い
- 思いを言葉にできない
- 同じミスを繰り返す
- 自己中心的である
1:わからないことをすぐ人に聞く
知らないことなど、何かを覚えるためには自分自身で調べ、考えることが重要です。考える力がある人は、そのようなことを進んで行い、知識や技術を自分のものにしていきます。
一方で、自分で考える力のない人は、わからないことがあるとすぐ人に聞いたり、答えを人に求めたりする傾向があります。自分で調べたり考えたりせずにすぐ人に聞いていては、知識は自分のものにならず、考える力も身につかないでしょう。
2:目の前のことで余裕がなくなってしまう
考える力がある人は、視野が広く周りの状況を把握しながら自分が何をすればよいのか、何が求められているかを考えることができます。
考える力がない人は、目の前の1つのことに集中して他のものが見えなくなってしまうことがあります。集中できるということはよい面もありますが、目の前のことで手一杯になってしまい、余裕がなくなってしまうとミスを起こしやすくなるでしょう。
3:その場のテンションで動く
考える力がない人は、計画を立てて何かを行ったり、先のことを考えて行動したりすることが苦手な傾向があります。
後先を考えずにその場のテンションで動いてしまい、後で困ったり物事が上手く進まなくなってしまったりするということも、考える力がない人の特徴の1つです。
4:臨機応変に対応できない
考える力がある人は、身につけている知識も多く、自分の持っている知識や経験をもとに応用させる力も高いため、臨機応変に対応できます。
一方、考える力がない人は、知識や経験が少なく応用する力も高くないため、1つのやり方や同じ方法で物事に取りかかろうとします。そのため、臨機応変に対応できないのでしょう。
5:周囲の状況に流されやすい
考える力がある人は自分の意見を持っており、その意見や自らの信念をもとに行動します。
対して、考える力がない人は自分の意見を持っておらず、自分で何かを考えるくらいなら周囲に決めてもらいたいと思っている傾向にあります。このことから、自分で考える力がない人は周囲の状況に流されやすいと言えるでしょう。
6:相手の立場になれない
考える力がある人は、その視野の広さから相手の立場に立って物事を考えることができます。客観的に物事を見ることができるため、1つの視点だけでなく様々な視点を持って物事に取り組めます。
考える力がない人は、身につけている知識も多くはなく視野も狭いため、相手の立場に立って物事を考える余裕がありません。相手の立場になれないため、相手の求めるものや伝えたいことがわからないのです。
7:積極的でない
考える力がない人は、自分で何か新しいことを考えたり、行動を起こしたりすることがあまり得意ではありません。
自分で考えず人が決めてくれる方が楽だと思っており、積極的に自ら行動を起こすという意欲が低いため、積極的ではないのでしょう。
8:行動や言動が日によって変わる
考える力がある人は、その場で何が適切かを考えて行動し、自分の意見や信念もあるため、行動や言動に一貫性があります。
一方、考える力がない人は、自分の意見や行動の指針を持っていないため、その場の雰囲気や周りの意見に流され、日によって行動や言っていることが変わることがあります。行動や言動が日によって変わり一貫性がないことも、考える力がない人の特徴と言えます。
9:自己肯定感が低い
考える力がある人は、自ら知識を得て経験を重ね、日々自分で選択して生きているため、自ずと自己肯定感が高まっていきます。
考える力がない人は、自分で考えることはせず、人に流され、自分で何かを成し遂げたという成功体験も少なくなりがちです。自分で物事を決められず、成功体験が少ないと、自分自身に自信が持てず、自己肯定感が低くなってしまいます。
10:思いを言葉にできない
考える力がない人は、頭で何か思いを巡らせてはいるものの、それを考えとして表現したり、人にわかりやすい形で言い換えたりしていないことが多い傾向にあるでしょう。
考えや思考を整理し、人に話すという形で言語化してアウトプットすることは、考える力をつけるためには重要な作業です。そのような習慣がない、考える力がない人は自分の思いを言葉にできないでしょう。
11:同じミスを繰り返す
考える力がない人は、失敗やミスをしたとしても、それから何かを学び教訓を得て次に活かそうとしません。
失敗やミスから学ぶ姿勢がないため、しばらく経つと失敗した経験も薄れてしまい、同じような状況でまた同じミスを繰り返してしまいます。
12:自己中心的である
考える力がない人は視野が狭いため、自分のことで手一杯となってしまい、他の人の状況を考えたり、相手の立場に立って物事を考えたりすることができません。
客観的に物事を見ることができず、後先を考えない行動や言動は、ともすれば自己中心的であると見られてしまうでしょう。
考える力が低下する原因8つ
自分で考える力をつけたいと思うのならば、考える力が低下してしまう原因を知ることも重要です。その原因を少しでも取り除くことができれば、考える力の向上に繋がるでしょう。
ここでは、考える力が低下する原因を8つ紹介していきます。
- 責任感が弱い
- 向上心がない
- 座っている時間が長い
- 十分な睡眠が取れていない
- 朝食を取らない
- 理解力が低い
- 心配性である
- 人の話を聞かない
1:責任感が弱い
考える力がある人は、自分の意見を持ち、自分の行動や言動に責任を持っています。考える力というのは責任感を高めます。
逆に、何をするにも人任せにして自分では動こうとせず、何かが起これば人のせいにすると言った責任感が弱い人がする行動は、考える力を低下させてしまうでしょう。
2:向上心がない
もっと様々なことを知りたい、現状よりも良くなりたいと思っている人は、どうすればそのようになれるのかを考え、積極的に行動を起こします。
しかし、別に現状のままでも構わない、失敗することが怖いため新しいことはしたくないといった向上心のない人は、それ以上何かを考えたり行動したりすることはありません。
向上心がなければ、考える力は低下してしまうでしょう。
3:座っている時間が長い
座っている時間が長いと血の巡りが悪くなり、疲れやだるさを感じやすくなります。
考える力は脳の状態が重要です。脳が疲れ切っている状態では、考える力も弱まってしまいます。大人であろうと子どもであろうと、デスクワークや勉強で座っている時間が長いと感じたら、いったん立ち上がり、血の巡りが良くなるような形で休憩しましょう。
出典:足がだるい・重い|埼玉県さいたま市浦和区のアキ循環器・血管外科クリニック
4:十分な睡眠が取れていない
睡眠が足りていないと感じるとき、頭がぼーっとしたり、眠気で頭が働かなかったりといった経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
十分な睡眠が取れていないと、記憶力や考える力に悪影響を与える可能性があります。考える力のためにも睡眠は十分に取る必要があるでしょう。
5:朝食を取らない
これまで、家族などに「朝食はしっかり食べるように」と教育されてきたことでしょう。それは、脳を働かせるためには朝食を食べることが必要だからです。朝食を取ることで、体温が上がり血流がよくなります。また、よく噛むことで脳や身体が目覚めるという効果があります。
頭が働かないと、考える力が低下してしまいます。考える力を高めるためにも、朝食はしっかり食べるようにしましょう。
出典:栄養ニュース|地方独立行政法人 福岡市立病院機構 福岡市民病院
6:理解力が低い
考える力がない人は物事を多面的に見られず、表面上でしか判断できない傾向にあるため、物事に対する理解力が低いです。
理解力が低いと物事について考えることも少なくなるため、考える力が低下してしまうと言えるでしょう。
7:心配性である
心配性であるということは、新しい物事や経験に対して不安を抱きやすいため、挑戦することを止めてしまう傾向にあります。
挑戦できる機会を避けてしまうような心配性は、考える力をつける機会を失いがちであると言えるでしょう。
8:人の話を聞かない
考える力のない人は、そこまで多くない知識や経験に固執してより柔軟な方法や考え方を受け入れようとしない、つまり人の話を聞かない傾向にあります。
そのため、人の話を聞かない、臨機応変に対応できない人は、考える力が弱いと言えるでしょう。
自分で考える力を身につける方法14個
ここまでの内容を読んで、自分で考える力をつけるには、どうすればよいのか知りたいという方もいるのではないでしょうか。トレーニングをすれば自分で考える力を鍛えることができます。
ここでは、自分で考える力を身につける方法を14個紹介していきます。
- 知らないニュースを調べる
- 目標を定める
- ディベート思考を心掛ける
- 読書をする
- ボキャブラリーを増やす
- 数字を使う
- 手帳を使う
- フェルミ推定をしてみる
- 人の話に耳を傾ける
- 考えてから行動する
- 能動的に行動する
- 周囲の人や物に興味を持つ
- 自分の言動に責任を持つ
- 地図を使う
1:知らないニュースを調べる
テレビでもインターネットでも、毎日のように何かしらのニュースを目にしているのではないでしょうか。ニュースを見ていて、初めて知ることや疑問に思う点、知らない言葉が出てくることもあるでしょう。
そのようなとき、ニュースの中の疑問点や知らない言葉をスルーするのではなく、自分で調べてみることで考える力を養えます。さらに、調べたことについて、自分なりにまとめて自分の考えをアウトプットすると考える力が伸びるでしょう。
2:目標を定める
目標を定めることは、考える力を身につけるための有効な方法と言えます。目標を決めたら、その目標を達成するためには何をすればよいか、現状足りないものは何かを考えなければならないでしょう。
目標に向かって考えを巡らせ行動を起こすことは、考える力を育ててくれます。
3:ディベート思考を心掛ける
あるテーマに関して、教室にいるクラスメートを賛成と反対に分け、お互いの意見を述べ合うといったディベートの授業をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ディベート思考とは、上記のようにある課題に関して賛成と反対両方の立場から自分の意見を考え、問題解決を図ろうとする思考法です。
ディベート思考を心掛けることで、異なる視点から物事を見ることができるようになり、考える力が身につきます。
4:読書をする
読書をすることも考える力を身につけるために有効な方法です。様々な知識を得られる読書はそれだけでも意味はありますが、書いてある内容について質問や疑問を持ち、自分の頭の中で考えながら読むことで、より考える力を鍛えられます。
さらに、読んだ本の内容を自分の言葉でまとめて人に説明することで、考える力がより身につくでしょう。
5:ボキャブラリーを増やす
自分の考えや気持ちを人に伝えるためには、ボキャブラリーの豊富さが必要です。本を読み、知らない言葉があればすぐに調べてその内容をメモし、それを繰り返すことで語彙力は上がっていきます。
知らない言葉や単語を調べる際は、自分で子どもに説明して理解してもらえるレベルまで自分の理解を深めておくとよいでしょう。わかりやすく伝えるためのボキャブラリーを増やすことは、考える力を大きく向上させてくれます。
6:数字を使う
数字を使うことで目標達成までの道筋が明確になったり、イメージの共有がしやすくなったりするというメリットがあります。
例えば「1週間で35ページあるテスト範囲の勉強を完了させる」という目標を立てたとして、1日に行わなければならないページ数は5ページになる、というような計算を行うことで目標までのペースが明確になります。
数字を使うことで、物事を具体的に考え表現するという力が身につくでしょう。
7:手帳を使う
考える力を身につけるには、手帳を使うことも有効です。手帳を利用した考える力を高める方法として「予習に利用する」「ToDoリストとして利用する」といった方法があります。
「予習に利用する」方法は、予定を書き込んでおき、その予定に対する自分の考えやアイディアを書き留めておくといった方法です。例えば、会議の予定があるならば、その会議に関する意見などを事前にまとめておき、当日その内容をもとに相手に伝えるといったことができます。
「ToDoリストとして利用する」方法は、手帳の白紙のページなどを使い、ToDoリストを作成し、タスクを達成したり解決したりしたものには、線を引いて消していきます。タスクが消えていくことで達成感を味わうことができ、何が達成できていないかが一目でわかるでしょう。
8:フェルミ推定をしてみる
フェルミ推定とは「日本に電柱は何本あるか」のような正確な答えがすぐにはわからない問いに対し、持っている情報から論理的思考を働かせ、仮説や前提条件をもとに短時間で答えを導き出そうとする手法のことです。
フェルミ推定は、答えを正確に導き出すというよりは、わからないことに対して仮説を立て、数量的に物事を考えるというプロセスが重要と言えます。
論理的に考えることが必要なフェルミ推定をしてみることで、考える力を鍛えてみてはいかがでしょうか。
9:人の話に耳を傾ける
自分と他人では、考え方も持っている知識も異なります。自分の持っていない知識や意見を人の話から取り入れることは、考える力を身につけるためにも必要なことだと言えます。
新たな知識を増やし、様々な視点で物事を見られるようになるためにも、積極的に人の話には耳を傾けるようにしましょう。
10:考えてから行動する
考える力がある人は、その場限りの行動や後先を考えない行動はしません。何か行動する前に、目的やリスク、行動するための簡単な計画を考え、それから動くことで考える力が向上します。
考えてから行動することを習慣にすれば、自ずと考える力を高められるでしょう。
11:能動的に行動する
考える力がある人は、様々なことに興味を持ち、知識や経験を得るために自ら行動を起こします。失敗を恐れず何かに挑戦することは、たとえ失敗したとしても、そこから学びや経験を得られるでしょう。
多くの知識や経験は、考える力を身につける際に大きな武器となります。失敗を恐れることなく、能動的に行動し、考える力を身につける機会を手にしていきましょう。
12:周囲の人や物に興味を持つ
周囲の人や物に興味を持つことは、視野を広げることに繋がります。興味を持たなければ、その対象に対する知識や情報は自分のものにはなりません。
自分の身の回りの人や物に興味を持つように心掛けることで、新しい発見や新たな知識を得ることができるため、考える力も高まっていきます。
13:自分の言動に責任を持つ
考える力がある人は人任せにせず、自分自身で選択を行い、責任を持って行動します。
その行動や言動に責任を持ち、何かをやり遂げることができれば、自分自身の力となり自信にも繋がります。そのため、自分の言動に責任を持つということは、考える力を身につける上で大切と言えるでしょう。
14:地図を使う
考える力を身につけるために、地図を使うことも有効な手段です。ここで言う地図は、日本地図のような場所を表す地図ではありません。東京大学物理学専攻教授の上田正仁氏が発案した「地図メソッド」がここで言う「地図を使う」ということになります。
地図メソッドは、あるテーマに関して情報をメモし、その情報をもとに1枚の紙に「わかっていること」と「わかっていないこと」をリストアップして可視化します。その上で課題(理解したいこと)を選び出し、課題を解決する方法を考える手法です。
自分で考える力を身につけるためのおすすめの本7つ
自分で考える力を養う方法に読書があります。自分で考える力を鍛えるのに特化した内容の本もあります。
ここでは、自分で考える力を身につけるためのおすすめの本を7つ紹介していきます。
1:世界一優しい問題解決の授業
おすすめの本1冊目は、「世界一優しい問題解決の授業」です。
ロジカルシンキングや問題解決について、中高生にもわかるように解説されている本となっているため、理解しやすく読書があまり得意でない人でも読みやすい1冊となっています。
2:考える技術・書く技術
おすすめの本2冊目は、「考える技術・書く技術」です。
この本では、独自の文章作成術である「ピラミッド原則」をもとに、問題解決能力やコミュニケーション能力を高めるための方法とわかりやすい文章を書くための方法を紹介しているため、この本を読むことで論理的思考を訓練することができるでしょう。
3:地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
おすすめの本3冊目は、『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』です。
「結論から」「全体から」「単純に」考える3つの思考力を「地頭力」と呼び、その「地頭力」を鍛えるためのツールとして「フェルミ推定」を紹介している本です。
自分で考える力を高められる「フェルミ推定」について、詳しく知りたい方におすすめの本です。
4:3分でわかるロジカル・シンキングの基本
おすすめの本4冊目は、「3分でわかるロジカル・シンキングの基本」です。
ロジカルシンキングや論理思考のフレームワークが、1項目を3分程度で理解できるような形でまとめられています。ロジカルシンキングの本は難しそうで何となく敷居が高いと思っている人でも、手軽に読めるロジカルシンキングの入門書としておすすめです。
5:「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法
おすすめの本5冊目は、『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』です。
ちょっとしたことでも不安になってしまうと、なかなか新しいことに挑戦したり、行動を起こしたりすることができません。
この本では、すぐ不安になってしまう仕組みや原因を脳科学の観点から解説されています。また、不安を解消させるコツも紹介されているため、不安を感じやすく積極的に行動できないという人におすすめです。
6:考える力がつく本
おすすめの本6冊目は、「考える力がつく本」です。
この本では、本や新聞の読み方、雑誌やネットやテレビの見方、人から話を聞き出す方法など、考える力を身につけるための実践的な方法がまとめられています。また、図解で理解を深める方法なども紹介されており、情報を整理し理解するのに役立つでしょう。
7:東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方
おすすめの本7冊目は、『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』です。
この記事でも紹介した「地図メソッド」が紹介されている本です。この本では、「問題を見つける力」「解く力」「諦めない人間力」を高めるための思考のトレーニング方法が紹介されています。
考える力を具体的なトレーニングを通して高めたい人におすすめの本です。
自分で考える力を身につけよう
この記事では、自分で考える力を身につける方法について紹介してきました。ここで紹介した考える力を高める方法を試してみたり、おすすめの本の中から興味がある本を読んでみたりして、自分で考える力を身につけてみてください。
自分で考える力が身につけば、自分に自信が持つことができ、仕事やプライベートも充実したものになるでしょう。
監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】
株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
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