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【at shibuya live開催レポート】AI革命は現場から!生成AIセミナーを開催

生成AIの“導入現場”をライブ解剖──AI革命のいまを知るセミナー開催レポート

2025年7月11日(金)、「渋谷アクシュ」にて、最新の生成AI活用をテーマとしたセミナー・交流会「AI革命×現場導入〜生成AIで加速する業務改革〜」が開催されました。
本イベントは、生成AIの導入を検討する経営層・経営幹部に向けて、基礎知識から実践活用のヒントまでを提供することを目的とし、リアルな事例と対話形式のセッションを交えながら行われました。

講師プロフィール:生成AI活用の現場を知るプロフェッショナル

登壇者中野氏の略歴。

登壇したのは、ARアドバンストテクノロジ株式会社の取締役執行役員であり、BXD第2事業ドメイン長を務める中野康雄氏。
IT戦略策定からプロジェクトマネジメントまで、数多くの現場経験を活かし、生成AIのビジネス導入における知見をもとに講演が行われました。

実演と対話で学ぶ、生成AIの「いま」

講演風景

今回のセミナーでは、「生成AIの実演」×「参加者との対話」を軸に、実際の業務への活用方法をよりリアルに感じていただける構成としました。
単なる技術紹介ではなく、現場目線での「業務変革のヒント」を提供。

セミナー前半では、生成AIの全体像と現在の位置づけ。後半では、ビジネス導入を進めるうえで必要な基礎的な視点について説明がありました。中野氏の明快な語り口で進行し、スライドや図解を効果的に活用しながら、基礎知識と最新動向を分かりやすく伝えていました。

セッションの中で特に印象的だったのは、「生成AIに対して“正しい命令文(プロンプト)”を意識的に作るよりも、むしろ脈絡のない情報をたくさん与える方が、かえって効果的な場合がある」というお話でした。実際、ある参加者からは「自分の考えを取りとめもなく話しながらAIにまとめてもらうやり方は、学習に悪影響なのでは」と不安を感じていたものの、実はそれがプラスに働くと知り、大きな気づきになったという声も寄せられました。

さらに印象的だったのは、「完璧な資料」を目指すよりも、「60点でもいいから早く出す」ことの重要性が語られたパート。
中野氏は、「AIを免罪符にして社内業務の期待値を下げる」という表現で、時間と労力をかけすぎるプレッシャーからの解放を提案していました。
「案外、60点でいい仕事に、いつの間にか80点を求めていたのでは?」という問いかけには、多くの参加者が頷く場面も。

また、「AIを使うということは、人を使うことと同じ」という比喩も印象的でした。ただ『あれやっておいて』と投げるだけでは伝わらず、新卒社員にタスクを教えるように工程を分解して伝える。そうすることで、AIの出力の質が格段に向上する――そんな現実的なコツが共有されました。
「AIは”かまってちゃん”である。」というフレーズは個人的に印象に残るものでした(笑)「AIに任せられる部分は任せて、自分は本質に集中する」。これこそが、現代的な業務スタイルの新しいスタンダードと言えるでしょう。

実際に参加者からは「講師の説明が非常にわかりやすかった」「お話が上手で、また聞きたい」といった声が寄せられ、アンケート結果でも参加者の100%が“分かりやすかった”と回答しています。


「今まで特に調べずに生成AIを使っていたが、答え合わせができてよかった」「音声入力で考えが整理された」といった感想もあり、初学者から中級者まで幅広い層にとって有意義な時間となりました。

交流を通じて視野を広げる機会に

イベント前後には、名刺交換や参加者同士の対話の時間が自然発生的に広がりました。セミナーを通じて、それぞれの企業での生成AI活用に対する視点や関心の違いを知ることで、新たな気づきを得る場にもなっていたようです。
セミナー終了後には企業間交流会の時間も設けられました。初対面同士でも生成AIという共通テーマがあることで、自然と会話が広がり、あちらこちらで名刺交換が行われていました。
本イベントが、参加企業様同士での新たなコラボレーションのきっかけになれば幸いです。

セミナーにの合間には各社様の交流が行われました

アンケート結果から見る、セミナー満足度

セミナー終了後、30名の参加者のうち16名からアンケートへのご回答をいただきました。
その中で特に印象的だったのは、「内容の満足度」と「今後の活用意向」に関する評価です。

  • 約94%の方が「満足」「やや満足」と回答。
  • 約88%の方が「今後、業務に活かしたい」と回答。

実演形式のコンテンツや、講師との距離の近さを評価する声が目立ち、
「楽しく学べた」「具体的な活用イメージが持てた」といったポジティブな感想が多く寄せられました。
また、音声入力や自然な雑談形式のプロンプトを通じて成果物をまとめる手法には、多くの関心が集まりました。
「形式にとらわれず、まずは話してみる」という柔軟な姿勢が、AIの出力精度向上に大きく影響するという示唆が印象的だったとの声も。

ホワイトペーパーのご案内

本セミナーでご紹介した、生成AIによるホワイトペーパー作成の実例を含む詳細資料がダウンロードできます。
ダウンロードページ

第1部 生成AIの基礎

  • AIの全体像と生成AI革命
  • 生成AIで出来ること、注意すべきこと
  • 経営層が押さえるべき重要トレンド

第2部 ビジネス活用の実践ポイント

  • 業務別ユースケース
  • ライブデモ
  • 効果的な導入方針

「自分も明日から試してみたい」と感じた方に、実際の導入の一歩を後押しする内容となっております。ぜひご活用ください!

おわりに

今後も「at shibuya live」運営事務局では、みなさんの「生活」「はたらく」「キャリア」のヒントとなる、さまざまな情報を発信・共有していくコミュニティイベントを企画してまいります。

「at shibuya live」の告知を目にする機会がありましたら、ぜひとも参加をご検討ください。

次回も、みなさんの参加を心よりお待ちしています。

最後に、参加者のみなさん、中野さん、本当にありがとうございました!また次回お会いしましょう!

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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