「聞き上手と言われるけれど、転職に役立つのかな？」
「人の話を聞くことがメインの仕事って何があるのだろう」

このように、自他ともに聞き上手と認める人であっても、それが果たして仕事の役に立つのかどうかと悩む場合もあるでしょう。

この記事では、人の話を聞く仕事を17個挙げ、それらの仕事内容を詳しく解説しています。また、人の話を聞く仕事に求められるスキルや仕事獲得のためのポイントとともに、人の話を聞くことが好きな人が持っていると考えられる長所と短所も挙げています。

どれも人の話を聞くことが好きな人に向いているとされている仕事のため、業界や勤務先を選ぶ際の参考になるでしょう。

人の話を聞くことが好きで転職を考えている人は、自分自身と重ねながら転職活動の自己PRに繋げてみてください。

人の話を聞く仕事とは？

仕事として人の話を聞く場合、ただ相手の話を聞くだけではないとされています。

たとえば、言葉にはなっていなくても相手が思っていることを汲み取ったり、話を聞きながら相手の悩みや問題、希望を聞き出したりすることも必要になります。

また、聞き手が上手に聞くことで、話す方がそれまで気づいていなかったことに気づく場合もあるでしょう。

このようなことから、人の話を聞く仕事とは、「話を聞くことでその人が持つ問題や悩みを解決に導く」ことだと言えるでしょう。

人の話を聞く仕事のやりがいは？

人の話を聞く仕事では、顧客となる人と直接会話をすることが多くなります。

そのため、問題や悩みを抱えている人の話を聞いて、その人が自分なりの解決策を見出せることもあり、それがやりがいになることもあるのではないでしょうか。

つまり、人の話を聞くことのやりがいは、相手が問題を乗り越えた時に見せてくれる笑顔や、感謝の言葉にあると言えるでしょう。

人の話を聞くことが好きな人に向いている仕事17選

人の話を聞くことが好きな人には、どのような仕事が向いているのでしょうか。ここでは、17種の仕事を挙げて、人の話を聞くことが好きな人に向いている理由を解説します。

自分に合う仕事が見つかるかどうか、チェックして見ましょう。

• 営業職
• カスタマーサポート
• コンサルタント業
• 記者・ライター
• ファイナンシャル・プランナー（FP）
• システムエンジニア（SE）
• 産業カウンセラー
• 窓口対応業務
• キャリアアドバイザー
• Webマーケター
• 心理カウンセラー
• ソーシャルワーカー
• 児童指導員
• メンタルトレーナー
• シニアピアカウンセラー
• バーテンダー
• リサーチャー

1：営業職

営業職は、企業などの商品やサービスを売り込み、顧客に商品の解説やプレゼンテーションをすることによって、売り上げに繋げることが仕事になります。

営業職の仕事では、顧客の悩みや問題点を深掘りし、最適な商品や使用法を提案することが求められます。したがって、営業職は人の話を聞くことが好きな人に向いている職種だと言えるでしょう。

2：カスタマーサポート

カスタマーサポートは、企業の窓口として顧客からの問い合わせに対応するのが仕事です。

問い合わせツールはメールや電話、チャットなどのさまざまな形態があり、問い合わせの他にも顧客からの相談や苦情の対応をする場合もあります。

基本的には、顔が見えない状況で多くの顧客の話を聞くことになるため、話を聞くことだけでなく、柔軟性や冷静さも求められるでしょう。

3：コンサルタント業

コンサルタント業は、企業や公的機関が抱えている問題や課題を聞いて、解決に向けて提案をすることが仕事です。

多くのコンサルタントは、「コンサルティングファーム」と呼ばれるコンサルタントが所属する企業に在籍し、チームで顧客の問題・課題の解決にあたります。

大手や外資系のコンサルティングファームは比較的年収が高いとされており、転職先としても人気があると言われています。

4：記者・ライター

記者やライターは、一般的には出版社やWebメディアの運営会社などに所属して記事を書くのが仕事です。記事によっては専門家などにインタビューしたり、取材したりすることもあるでしょう。

また、記者やライターは多くの人にヒアリングした結果を、1つの記事にまとめ上げることもあります。人の話を聞くことに加えて、その話をまとめることが得意な人には向いている仕事だと言えるでしょう。

5：ファイナンシャル・プランナー（FP）

「ファイナンシャル・プランナー」とは、顧客の収入や支出に対して客観的なアドバイスを行ったり、生命保険や投資信託、ローンなどの組み方に提案をしたりする、お金のプロフェッショナルです。

顧客のお金やライフプランというプライベートな部分を詳しく聞き出すため、人の話を聞くのが得意な人に向いている仕事と言えるでしょう。

なお、ファイナンシャル・プランナーになるためには国家資格「ファイナンシャル・プラニング技能検定（FP技能士）」を取得すると良いと言われています。

出典：FP技能検定とは｜日本FP協会

6：システムエンジニア（SE）

システムエンジニアは、ITシステムの開発・構築を希望する顧客にヒアリングをし、システムの設計を行うのが仕事です。

顧客の理想とするシステムを開発するために、システムエンジニアは顧客の話をしっかりと聞き取り、理解する必要があると言えるでしょう。

そのため、人の話を聞くことが好きな人に向いていると仕事と言えるでしょう。

7：産業カウンセラー

産業カウンセラーは、企業に勤める人の仕事の悩みを聞いたり、キャリアプランの支援をしたりするのが仕事です。

産業カウンセラーのもとには、話を聞いて欲しい人が訪れます。そのため、産業カウンセラーは人の話を聞くことが得意な人に向いている仕事だと言えるでしょう。

産業カウンセラーの資格は民間資格で、産業カウンセラー養成講座を受講した人のみが試験の受験資格を取得できます。

8：窓口対応業務

郵便局や銀行、役所あるいは企業の窓口において、顧客や利用者に対面で対応します。

窓口対応業務では、顧客や利用者が何の目的で訪問してきたのかをすぐに見極め、適切な対応をすることが求められます。

日本語が上手く通じない顧客や利用者の話でも、しっかりと耳を傾けて相手の要望を聞き取ることが必要となるため、聞く力を生かせる仕事と言えるでしょう。

9：キャリアアドバイザー

転職エージェントや、就職斡旋会社などを利用する相談者のキャリアプランニングを支援するのが、キャリアアドバイザーの仕事です。

キャリアアドバイザーは、相談者の今までの実績やスキル、これから目指すキャリアを聞き出して、相談者に寄り添いながら希望する企業への転職をサポートします。

相談者の話を深掘りすることで、思わぬ転職先の展望が開けることもあるため、キャリアアドバイザーは、話を聞き出すのが上手な人に向いている仕事と言えるでしょう。

10：Webマーケター

Webマーケターは、Webを使って商品やサービスのプロモーションやマーケティングをするのが仕事です。市場調査を行いながら、商品もしくは企業そのもののマーケティング戦略やブランディング戦略を立案します。

そのため、人の話を聞いて幅広い視点から思考できる人は、Webマーケターに向いていると言えるでしょう。

11：心理カウンセラー

心理カウンセラーは、クライアントとして訪れた人の悩みや問題を聞き、共感しながらカウンセリングを行うのが仕事です。

クライアントの話を掘り下げて悩みの原因や解決策を示すためには、しっかりと耳を傾けて話を聞く姿勢が求められると言われています。

そのため、心理カウンセラーとして働くためには、人の話を聞くのが得意であることに加えて、的確なアドバイスができる知識が必要となるでしょう。

12：ソーシャルワーカー

ソーシャルワーカーは身体に障害のある人や高齢者、そしてその家族などに助言や社会的福祉支援を行うのが仕事です。日常生活、あるいは社会生活に困難がある人の話を聞き、的確な助言や支援をします。

国家資格として「社会福祉士」や「精神保健福祉士」の資格制度もあり、ソーシャルワーカーの活躍の場は幅広いと言われています。

出典：社会福祉士国家試験｜公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

13：児童指導員

児童指導員は、児童福祉施設などにいる子どもたちに対して、生活支援や指導をすることが仕事になります。

児童養護施設や要支援の子どもの通所施設など、仕事をする場所はさまざまで、そこにいる子どもの健康状態や精神状態も多様です。

そのため、児童指導員は子どもたちの話を聞きながら、将来の社会生活のために的確なサポートをする力が必要とされています。

なお、児童指導員を名乗るには、厚生労働省によって定められた要件を満たすことが求められるため、しっかりと把握しておきましょう。

出典：児童指導員及び指導員の資格要件等｜厚生労働省
参照：

14：メンタルトレーナー

一般企業や医療現場、アスリートなどの悩みを聞いて、カウンセリングを行うのがメンタルトレーナーの仕事です。詳細なヒアリングで相談者の悩みを掘り下げていき、相談者に合ったメンタルトレーニングを提供するため、求められる知識も膨大になるでしょう。

相談者の悩みも多岐にわたるため、メンタルトレーナーは、相談者の精神力を強くするための心理学や脳科学を学んでおくことも必要になるでしょう。

15：シニアピアカウンセラー

シニアピアカウンセラーは心理カウンセラーの1つで、高齢者に対するカウンセリングとコミュニケーションに特化したカウンセリングを行います。

高齢者への傾聴力が求められるシニアピアカウンセラーは、話を聞くための技法や技術なども求められます。

さらに、認知症や気難しい高齢者とコミュニケーションをとる場合もあるため、臨機応変で幅広いコミュニケーション力が必要になるでしょう。

傾聴のスペシャリストであるシニアピアカウンセラーの資格は、民間資格として取得できます。

16：バーテンダー

バーテンダーは、バーやホテルのラウンジなどで客にお酒を提供するのが仕事です。カクテルの種類は非常に多く、お酒の知識と美味しいお酒をつくるスキルが求められます。

また、バーテンダーは客と会話することも多いため、話を聞くのが好きな人に向いている仕事と言えるでしょう。

しかし、バーやラウンジの客層や立地によって、バーテンダーが対応する話の内容も変わってきます。それぞれの客に見合った対応をするためには、豊富な知識があると良いでしょう。

17：リサーチャー

リサーチャーはマーケティングリサーチャーとも呼ばれ、クライアントの依頼や課題に合わせた市場調査を行うのが仕事です。

リサーチャーは、クライアントがターゲットとしたい層に的確にリサーチできるように、クライアントに細かいヒアリングを行います。

企業のマーケティング部門の他、マーケティング会社やコンサルティング会社に所属して仕事をすることが多いと言われています。

人の話を聞く仕事に求められるスキル3つ

人の話を聞く仕事の場合、一部を除いて資格が必要とされるものは多くないと言われていまが、その一方で、スキルや経験が求められるものも多く見られます。

ここでは、人の話を聞く仕事をする時に求められるスキルを3つ紹介しましょう。

• 人の話に耳を傾ける力
• 人の話に質問する力
• 人の話に共感する力

1：人の話に耳を傾ける力

人の話を聞く仕事につくために、「傾聴力」は大切なスキルと言えるでしょう。

一般的に、相手の話を聞く時は、相手を肯定する言葉を使いながら相槌を打つと良いと言われていますが、これは相手の心の葛藤や自問自答を見守るという意味があるとされています。

そのため、相手が話すスピードに合わせるように相槌を打てば、相手を焦らせたり不安にさせたりすることはないでしょう。

2：人の話に質問する力

仕事で相手の悩みや問題を解決する必要がある場合には、相手の話を聞くだけでなく質問することもあります。

相手の話をただ聞くだけでは、解決策や問題の根幹が見えてこないこともあるでしょう。その際には、より詳しく相手を理解するために質問する必要もあります。

そのため、人の話を聞く仕事で情報を多く得るために、上手く相手に質問する力が求められるでしょう。

3：人の話に共感する力

相手との信頼関係を築くためには、傾聴力と受容力に加えて、共感力も重要だと言われています。

人から相談を受ける時には、相手の話に共感を示すことでコミュニケーションが円滑になることもあります。

相手の目を見て話を聞くのは共感を示すサインであるため、しっかりと相手の目を見て話を聞くようにしましょう。

人の話を聞く仕事に就職する方法

人の話を聞く仕事に資格が必要とされるものは、それほど多くないと言われているため、人の話を聞くことが好きであれば、仕事が見つかる可能性は高いと言えるでしょう。

ここからは、人の話を聞く仕事に就職する方法について紹介します。転職を考えている人は、以下の内容を確認してみましょう。

資格を取って就職する

人の話を聞く仕事では、資格が必要とされているものはそれほど多くありませんが、ファイナンシャル・プランナーに有効な「FP技能士」や、ソーシャルワーカーに有効な「社会福祉士」は国家資格です。

また、産業カウンセラーやキャリアアドバイザー、シニアピアカウンセラーなどは民間団体が資格認定を行なっています。民間資格とはいえ、有資格者である方が転職に有利になる可能性があります。

希望する仕事が決まっているのであれば、資格を取って就職を目指しましょう。

出典：FPの資格と検定の種類｜日本FP協会

転職エージェントを活用する

人の話を聞く仕事につきたい時には、転職エージェントを利用するのも良いでしょう。

転職エージェントでは、「人の話を聞く仕事をしたい」という希望を掘り下げて、どのような仕事が自分に合っているのかを提案してもらえます。

転職したい職種が決まっていなくても、転職エージェントで自分の可能性を見つけてもらえる可能性があるでしょう。

人の話を聞く仕事をする時の4つのポイント

人の話を聞くことを仕事にしたい時には、どのような方法があるのでしょうか。ここからは、人の話を聞く仕事をする時のポイントを4つ紹介します。

それぞれの状況によって、どのような準備が必要かなどを確認しておきましょう。

1：今ある環境で活かす場合

転職活動をせず、今ある環境で人の話を聞くことを仕事に取り入れる方法です。

企業において部下をマネジメントする管理職や、後輩や若手社員に指導や助言をするメンターなどは、話を聞く力が必要とされる場面が多いのではないでしょうか。

人の話を聞く力は取引先や顧客とのやり取りにも必要なため、今ある環境で発揮できれば、周りから信頼を得られる可能性が高まるでしょう。

2：新しく起業したい場合

自分で起業するとなると、人の話を聞く仕事以外にも経営やマーケティングについても勉強する必要があります。

そのため、事前準備として起業した人の話を聞き、ビジネスとして成り立たせるための方法を調べておくと良いでしょう。

他にも、起業家のためのセミナーなどに積極的に参加すると、起業に関する情報や人脈を得られるでしょう。

3：新しい環境で仕事して活かす場合

人の話を聞く力に自信があり、それを新しい環境で仕事にしたい時には転職エージェントを利用すると良いでしょう。転職エージェントには転職サイトにはない求人情報もあります。

キャリアアドバイザーと話をしながら、自分に合った人の話を聞く仕事を探してみましょう。

4：専門的な立場で就職する場合

どのような専門家でどのような働き方をしたいかによって、求められる資格や与えられる仕事場は変わってきます。

専門的な立場で就職したい場合は、漠然とした希望ではなく、どのような人を対象とした仕事をしたいのかなどを明確にしておきましょう。

人の話を聞くことが好きな人の5つの長所

人の話を聞くことが好きな人が仕事を探す時に、自己PRとして挙げられるのはどのような所でしょうか。ここでは、人の話を聞くことが好きな人の長所を5つの項目で紹介します。

書類審査や面接においてアピールポイントとなるものがないか、あわせて見ていきましょう。

• 吸収する力がある
• 相手が求めていることがわかる
• 話の要点をまとめられる
• 主張が激しすぎない
• 相手を尊重できる

1：吸収する力がある

人の話を聞くことが好きな人の強みは、人から聞いた情報や知識を吸収する力があることでしょう。相手の話を途中で遮ることなく真摯に耳を傾けることで、話す側はさまざまなことを語ってくれる可能性もあります。

多様な情報や知識を吸収することは、多様な職種の人たちとのコミュニケーションを円滑にしてくれるでしょう。

2：相手が求めていることがわかる

相手の求めていることがわかるようになるためには、言葉に上手く出てこない相手の希望や悩みを掘り下げて上手に聞き出すことが求められます。

このような、クライアントや相談者などから話を聞く時に求められるのがヒアリング力です。人の話を聞くのが好きな人は、このヒアリング力に優れており、自然と相手が求めていることがわかる傾向にあるでしょう。

3：話の要点をまとめられる

人の話を聞くのが好きな人は、人の話の要点をまとめる能力に長けている傾向があると言われています。

人の話の要点をまとめられることは「理解力が高い」と評価されやすいため、周囲から円滑なコミュニケーションに必要な人材と認識されることでしょう。

4：主張が激しすぎない

人の話を聞くのが好きな人は、相手の話に反論したり否定したりすることは少ないでしょう。

人の話を掘り下げて聞く時にする質問や、アドバイスや助言の際の意見などにおいても、自分の主張を激しく展開することはないと言われています。

人の話を聞くのが好きな人は主張が激しくない傾向があるため、話す方も安心して悩みや問題を相談できるでしょう。

5：相手を尊重できる

人の話を聞くことが好きな人は、自然に相手の意見を尊重して受け入れるため、相手に安心感を与えられると言われています。

逆に、相手の話に反論したり批判したりする人の場合、相手は反発心や不信感を覚えて多くを語ってくれなくなるでしょう。

人の話を聞くのが好きな人は相手を尊重して聞く姿勢を見せるため、相手から信頼を得やすいと言えるでしょう。

人の話を聞くことが好きな人の4つの短所

ここまでは、人の話を聞くことが好きな人の長所を見てきましたが、短所となるのはどういった面でしょうか。

ここでは、人の話を聞くことが好きな人の短所を4つの項目に分けて紹介します。

当てはまる項目によっては転職活動においてデメリットとなる可能性もあるため、転職活動でのマイナスポイントとならないよう、上手に自己PRしたり、改善したりするように心がけましょう。

• 場の空気に流されやすい
• 受動ストレスを感じやすい
• 自ら話すことが苦手
• 気持ちを入れ込みすぎる

1：場の空気に流されやすい

人の話を聞くのが好きな人は、自分の意見があるにもかかわらず、その場の空気に流されやすい傾向があります。これは、人の意見を尊重して受容するあまりに、周囲に同調してしまうためだと言われています。

人の話を聞くことが得意であることがマイナスに作用しないために、人の意見を尊重しながらも、言うべき時は自分の意見をしっかりと伝えるようにしましょう。

2：受動ストレスを感じやすい

受動ストレスとは、周囲の人が持つストレスやネガティブな感情に触れることで、自分も同じくストレスを感じたりネガティブな感情に陥ることを指します。

人の話を聞くことが好きな人は、相談相手や愚痴聞きの相手となることも多いため、受動ストレスを感じやすい傾向があります。

受動ストレス回避のために、自分と相手の関係に線引きをするなどの対策をしましょう。

3：自ら話すことが苦手

人の話を聞くことが好きな人は、自分から話し出すことが苦手な傾向があります。相手の話に相槌を打ったり、話を掘り下げるための質問をしたりすることはあっても、自分の意見を積極的に開示しないと言われています。

しかし、仕事や転職活動の場面では、積極的に発言して自分の意見を述べることが求められます。消極的でコミュニケーション力がないと思われないために、発言するべきところではきちんと発言するように努力しましょう。

4：気持ちを入れ込みすぎる

人の話を聞くのが好きな人は、相手の話に同調するあまり、自分も辛くなってしまうことがあります。

悩みを持つ相手に気持ちを入れ込みすぎて、自分が疲れてしまわないようにすることが大切です。

アドバイスや意見を言おうとするのではなく、ただ話を聞いておくだけにするなど、相手との関係に線引きをすることをおすすめします。

強みを生かして人の話を聞く仕事を探そう

転職するにあたって、自分の強みを活かせる職場で働きたいと考える人は多いでしょう。人の話を聞くことが好き、というのも強みの1つです。

ただし、人の話を聞くことでネガティブな感情に触れる機会も多くなるため、普段から自分のメンタルをコントロールできるように対策しておくと良いでしょう。

人の話を聞く仕事は多様です。それぞれの仕事に合った資格を取得したり、聞き方や話し方を学んだりして、希望の職場に就職しましょう。