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月8日休みは少ない?週休2日との違いや年間休日が多い職種を紹介!

「月8日休みと週休2日ってどう違うの?」
「月8日休みって本当に少ない?」
「休日が多い職種ってどういうものがあるの?」

このように、職種などによって違ってくる休日についての疑問や悩みを感じている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、働く人にとってモチベーションにもつながる休日数についての疑問や月8日休みと週休2日の違い、さらに年間休日が多い職種などについて紹介しています。

この記事を読むことで月8日休みや4週8休、週休2日の違いや年間休日が多い職種などについて理解することができます。これらの知識は、少しでも休日が多い職種に就きたいと考えている方にとって参考になるでしょう。

休日が多い仕事への転職を考えている方は、是非この記事をチェックしてみてください。

月8日休みとは?

月8日休みとは?

「月8日休み」という記載を求人情報などでよく見かける方もいるでしょう。「月8日休み」は、イメージとしては「週休2日、祝日休み」とそれほど変わらないように感じますが、平均年間休日数116日(令和2年調査)に対して「月8日休み」だけの場合は、年間休日数は96日しかありません。

勤め先にもよりますが、1週間目に1日、2週目に2日、3週目に1日、4週目に4連休という休日の取り方もできるため、「月8日休みの方が合っている」という方もいるでしょう。

出典:令和3年就労条件総合調査 結果の概況|厚生労働省(PDF)

月8日休みが多いと言われている職種は?

月8日休みが多いと言われている職種は?

月8日休みという働き方が多い職種として言えるのは、シフト制を採用しているところです。たとえば、医療業界や飲食業界、小売業などのサービス業界が月8日休みという勤務体系になっているところが多くなっています。

月8日休みは少ないのか?

月8日休みは少ないのか?

月8日休みの場合は、年間休日が96日になります。この96日という年間休日数は、土日祝日休みの仕事や、一般的に言われている平均休日日数114日と比較すると少ないということになります。

出典:結果の概要|厚生労働省(PDF)

月8日休みと4週8休の違い

月8日休みと4週8休の違い

月8日休みと4週8休の違いについて、よく分からないという方はいるのではないでしょうか。

厚生労働省によると、1週間の労働時間の上限は40時間と決められているため、月8日休みの場合その月に8日しか休日はありませんが、4週8休の場合は月8日休みと9日休みになることがわかります。

年間に直すと、月8日休みの場合は休日が96日ですが、4週8休の場合は休日が104日になります。つまり、4週8休の方が1年で8日も休みが多いということになります。ここでは、その4週8休について解説していきます。

出典:第4章 労働時間、休憩及び休日 |厚生労働省(PDF)

4週8休はどのように休日が決まる?

4週8休は4週間を単位として、その中で8日の休みが取れるということになります。たとえばシフト制の仕事では、4週間で1週間目に連休、2週目に1日休み、3週間目に3連休、4週間目に連休(トータル8日)というような休日の取り方もできます。

4週8休の年間休日は?

「4週8休」という労働時間制の場合、1年間で考えると1年は52週(プラス1日~2日)になるため、休日は104日ということになります。

週休2日制で祝祭日も休み、さらに夏期休暇や冬期休暇がある一般的な会社員と比較すると、休日が少ないということが分かるでしょう。

月8日休みと週休2日の違い

月8日休みと週休2日の違い

ただし、厳密には1ヶ月に1度でも週に2日休日があれば「週休2日制」、確実に1週間に2日の休日があるような労働時間制は「完全週休2日制」と言います。また、隔週で週に2日休日が取れる「隔週週休2日制」を導入しているところもあります。

比較すると「月8日休み」の場合は年間で96日という休日数になりますが、「完全週休2日制」に加えて「国民の祝日」も休みとなるような職場では、年間で120日以上も休日を取得できることになります。

出典:第4章 労働時間、休憩及び休日 |厚生労働省(PDF)

月8日休みは違法にならないのか?

月8日休みは違法にならないのか?

年間休日数が96日ということになる「月8日休み」の職場は、年間休日数が多いところと比較すると30日ほど、休日が少ないことになります。ここまで違うと違法ではないのかと考える方もいるでしょう。

しかし、たとえば1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけないということや毎週1日の休日、または4週間を通じて4日以上の休日を与えるというような規則を守っていれば、月8日休みという労働時間制は違法ではありません。

出典:労働時間・休日|厚生労働省

年間休日が多いと言われている4つの職種

年間休日が多いと言われている4つの職種

年間休日が多い職種について、気になったり、転職を考えたりしたことがある方もいるでしょう。ここでは、年間休日が多いと言われている4つの職種に関する情報を紹介していきます。参考にしてみてください。

出典:平成30年就労条件総合調査の概況|厚生労働省(PDF)

1:金融・保険系

金融・保険系の職種が年間休日が多いと言われているのは、完全週休2日制で、カレンダー通りに土・日・祝日が休日になっているところが多くなっているためと言われています。

さらに、特別休暇や有給休暇も取得しやすい環境にあり、年間休日数が多くなります。ちなみに、年間休日数は120日以上129日以下が32.9パーセント、労働者1人あたりの年間休日数の平均は、119.1日となっています。

2:IT・通信系

IT・通信系も年間休日が多い職種のひとつです。IT・通信系が該当する情報通信業は年間休日数が120日以上129日以下の割合が64パーセント、130日以上の割合が1.7パーセントとなっていて、他の職種と比較すると割合が高くなっています。

労働者1人あたりでは、平均年間休日総数は119.8日となっています。

3:インフラ系

インフラ系の職種も年間休日が多いと言われています。インフラ系の職種は、鉄道や道路、電気、エネルギー、上下水道などに関する仕事のことです。

年間休日数は120日以上129日以下が59.3パーセントで、労働者1人あたりでみると、平均年間休日総数は120.9日となっています。なお、インフラ系の職種は、福利厚生が整っているところが多いのも特徴となっています。

4:研究開発系

研究開発系職種というのは、獣医業や建築設計業、計量証明業、学術研究や専門・技術サービス業などが当てはまります。

これらの職種の年間休日数は、120日以上129日以下の割合が55.5パーセント、130日以上の割合は1.3パーセントとなっていて、労働者1人の平均年間休日総数は119.6日です。

休日が多い仕事へ転職して休日を充実させよう

休日が多い仕事へ転職して休日を充実させよう

夏期休暇や特別休暇制度がなければ「月8日休み」という仕事は年間で96日しか休日がありません。年間休日数の多い職場では、120日以上が休日というのが一般的で、130日以上の休日を取得できるところもあります。

また、職種によっても年間休日数にはかなり差があります。休日をもっと充実させたいと感じているのであれば、休日が多い仕事に転職することも選択肢のひとつです。

現状を変えたいと思っている方は、是非この記事を参考にしてみてください。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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